ブッククラブ & more 〜 洋書(日本語の本も)の紹介と英語の勉強法 〜

おすすめの本(洋書も日本語も)や海外ニュース、英語表現や英語勉強法を紹介しています

洋書

ダレン・シャン シリーズ 7~9

ダレンがバンパイア元帥となり6年ほど経った話から始まります。 この6巻からは、バンパニーズとの闘い、バンパニーズ大王が現れて、バンパイアを滅亡させる、というミスタータイニーの予言?に基づき、選ばれた3名(もちろん、ダレンとクレプスリーがその…

ダレン・シャンシリーズ その2 

Book 1のあまりの衝撃に、3巻目まで購入していた邦訳版を一気読みしました。 Book2もかなりの衝撃で、少々ネタバレですが、シルク・ド・フリークにクレプトリーと共に戻り、そこで、以前ダレンもショーで見た、蛇少年(エブラ)と仲良くなり、また、久々に…

ダレン・シャンシリーズ~ハリーポッターと真逆?

ハリーポッターとは違うけど面白い!と耳にし、今更ながらに本書を読み始めました。 ハリーポッターは米語版を読みましたが(時間かかった・・)、こちらのダレン・シャンは、原作を読もうと思いつつ、ついついどんなものかと、邦訳版を買ってしまいました。…

Captain Underpants

HaroldとGeorgeという小学生の主人公2人、小学校の校長先生のMr. Krupp、そして、Captain Underpants が繰り広げる話で、英語としては、特に難しくもないですが、やはり、簡単な英語の中にも、単語や表現や、挿絵に使われている英語など、いろいろ学びがあり…

英語で読む海辺のカフカ

村上春樹を初めて翻訳で読みました。 翻訳自体は、とても読みやすく、こんな英語で表現するのね、と色々勉強になります。もとが日本語で、それを英語にしているからか、英語自体が、ネイティブが直接英語を書いている時と違うような?気がします。また、話の…

Pachinko by Min Ji Lee

韓国系アメリカ人の作者による超大作です。邦訳も出ていて、原作は550ページにもわたります。 1900年頃の韓国釜山近くの小さな島に暮らす漁師の夫婦と1人の息子(もともと3人生まれたけれど、その生き残った1人(障害を持っていて、まじめで実直)以外は、病…

Just Mercy by Bryan Stevenson ~ 「黒い司法」で映画化

黒人で弁護士のBryan Stevenson氏のノンフィクションです。個人的には、Ted Talkでのスピーチを先に聞いていて、その後、本も出されていることを知って、さらに、その本が映画化されていることを知りました。映画の邦題だと、「黒い司法」、となるんですね。…

David Walliams氏の児童書

イギリスの作家で、Roald Dahl氏を思い出させるような作風で、多くの児童書を書かれています。英語自体もそれほど難しくなく、頁数もそれほどなく、多読に向いていると思います。どれもタイトルから面白く、ユーモアに富んだ内容で、でも、それぞれの本に、…

The Midnight Library ~選んでない人生を生きてみたら・・~

邦訳でも、「ミッドナイトライブラリー」、と、そのままのタイトルがつけられてることを最近知りました。女性主人公、Nora、が人生に失望して自殺を図ったら、不思議な図書館で目が覚めて、そこで、自分が選んでない人生が見られるという本があって、Noraは…

The Westing Game ~ アンクルサムの遺産(難しい・・)

1980頃の作品で、児童文学の賞も取得しているこの本。 大富豪のSam Westing氏の遺産をめぐり、16人の遺産相続候補達が、Sunset Towersというマンションに功名?に集められ、2人ずつのグループに分けられて、遺産を争う、という内容。しかも、この16人の中にS…

暗い…of mice and men by John Steinbeck

邦訳もあり映画化もされており、物語の詳細についてネットを調べればいくらでも出てくるので、細かいあらすじは割愛しますが・・ それにしても、内容が暗すぎますよね、、暗い、、読後もかなり引きずるというか、考えさせられる内容です、フィクションとはい…

洋書で読む「クララとお日さま」KLARA AND THE SUN

Never Let Me Goに続き、こちらも読んでみました。 まだKazuo Ishiguro氏の著作は読むのがこれで2冊ですが、前回読んだものと同様に、テーマが重く(良い意味で)、色々考えさせられる小説でした。 未来のアメリカが舞台で、人工友人のAF(artificial friend…

Land of Stories 1 - Wishing Spell - 1 おとぎ話の世界に迷い込んだ双子

すでに全6巻となっている、Land of Storiesの1作目を、ようやく読み終えました。 英語としてはとても読みやすく、内容も、有名なおとぎ話の世界に、2人が迷い込み、どうにか現実世界に戻ってくるために、望みを叶えるための魔法”Wishing Spell"を使うため、…

Dork Diariesシリーズ ハイスクールライフ⁈を垣間見る

高校生のNikkiが、学校生活や日常生活でのハプニングを、面白おかしく日記に書きつらねているという設定。 英語も簡単(英検三級程度?)で、挿し絵が結構あって(そのタイトルも)かわいいです。 女子高生が友達と会話している感じの、くだけた文章で、会話…

Where the red fern grows - 赤いシダの育つ場所

舞台はアメリカオクラホマ州、タレクゥアという街のさらに奥で、10歳のBillyが主人公です。 かなり昔の児童書ながら、ずっと読み継がれている良書です。(と聞いて読みました) ちなみに、billyは学校には通っておらず、ホームスクリーングで学んでいます。 …

Kazuo Ishiguro氏のNever let me go ー生まれた時から決められた人生

ノーベル賞受賞されて、数ある作品のなかで、どれか一冊読んでみたい!とずっと思っていました。 1990年代のイギリスが舞台で、CATHという31歳の女性が物語りの主人公で、過去を語っていきます。hailshamと言う場所にある隔離されたような寄宿舎で育った自分…

Walk two moons - 失踪した母の足跡を辿る旅

13歳のネイティブアメリカンをルーツに持つSal。突然いなくなってしまった母の足跡を辿って、オハイオ州からアイダホ州まで、良い意味でちょっと風変わりなおじいちゃんおばあちゃんと、車で旅して行く話。 その道中で、クラスメイトで、同じく母親が突然い…

A wrinkle in time - タイムトラベル 時空を超えて

先日紹介した、When you reach meの主人公の愛読書でもある、この本。その繋がりで、読んでみました。 1963年に児童書の賞を取っていて、当時としては、画期的な内容だったと思います。映画化もされたようですが、日本では上映されてない気がします。 児童書…

When you reach me ~ 未来からのメモ

When you reach me by Rebecca Stead 舞台は、1980年頃のニューヨークで、法律事務所で働くシングルマザーとその娘のMiranda(12歳)、同じマンションに住む、Salと近所のスーパーで働くその母、クラスメートのAnnemaria、Julia、Alice、Colin、同じ学校に通…

Diary of a Wimpy Kid 〜イケテナイ中学生の日記

Diary of a Wimpy Kid by Jeff Kinney 邦訳「グレッグのダメ日記」でも有名ですよね こちらの本も、もう確か18冊目が発売されようとしている、大ベストセラーの、中学生のイマイチな日常を、絵とともに面白おかしく描かれています。主人公のイマイチなGregと…

Tom Gates 〜イギリス小学生の楽しい毎日

Tom Gates by Liz Pichon(今20巻位まで出ているようですが、写真は17巻までのものです。残りも買わなきゃ!) 漫画感覚で気楽に読める本で、難しい単語はほぼほぼなく、絵が半分位あって、英語も勉強できちゃう(ついでに、舞台がイギリスなので、なんとな…

Bone Sparrow ~ 難民キャンプからの希望

フィクションでありながらも、改めて、世界中で難民が発生していることや、場所によって色々異なるものの、難民が対する非人道的な扱い、彼らに希望はあるのか、など、心が痛む内容が多く描かれていて、日本で平和に暮らしているとそれがどれだけありがたい…

不思議な国日本

だいぶ昔に、Japan Timeが出している、英語学習者用の英字新聞である、週間STを購読していましたが(5年位前に、the japantimes alphaに変わったみたいですね)、その週間STの中で、Rebecca Otowaさんのエッセイが掲載され、内容が面白く、本も出しているよ…

旨味って、英語でなんていうの?

"sushi and beyond" and "THE MEANING OF RICE" by Michale Booth だいぶ前なのですが、英語学習者として、日本文化や日本特有のものって、英語でどういうのかなぁー、というのもあり、この2冊を読みました。 簡単にいうと、英国人の作者による、日本文化や…

Maus by art spiegelman ~ ホロコーストを経験した父へのインタービューを漫画で再現

Maus by art spiegelman ポーランドに住むユダヤ人のVladek(父)が、第二次世界大戦前後の、ホロコーストについて、息子が父へのインタビューを通して、漫画で再現していく話。ユダヤ人がネズミ、ドイツ人はネコ、ポーランド人がブタ、アメリカ人が犬、で描…

Killer of the Flower Moon ~ オセージインディアン連続殺人

アメリカ先住民に興味があり、また、英語の難しさもあり、日本語和訳も買って読んでしまったものです。 オセージインディアンである、モーリーの家族が次々と変死し、関わった人々も謎の死を遂げていく話。無理やり移住させられたインディアンの一部が、その…

The absolutely true dairy of a part-time Indian by Markus Zusak ~ アメリカ先住民居留地からの旅立ち〜

The absolutely true diary of a part-time Indian 内容も興味深く、英語のレベルもそれほど高くなく、あっという間に読めました。現在の先住民の問題を14歳の男の子の目線で書いてあります。彼の先住民としての苦労やアイデンティーと、それでも、この貧困…