先日紹介した、When you reach meの主人公の愛読書でもある、この本。その繋がりで、読んでみました。
1963年に児童書の賞を取っていて、当時としては、画期的な内容だったと思います。映画化もされたようですが、日本では上映されてない気がします。
児童書で、難しい単語はあまり使われてないですが、SF小説なので、それらを説明する単語が難しくて、なかなか日本語で変換できず、個人的には読みにく小説でした。最初なかなか話も進まなくて、一度挫折しかけた本です。
でも、コンセプトとしては、主人公の弟が、おそらくgiftedだったり、科学者の父が捕らえられている惑星が、みんな同じで、ITと呼ばれる巨大な脳に支配されていたり、アイディアとしては、当時でかなり革新的だと思いました。
タイムトラベルの研究をしていた父が行方不明で、3人の魔法使い(宇宙人?)の協力により、その父を探しに、宇宙へ飛び立つメグ。人工知能?に支配された星に囚われていた父を助け出すけれど、弟がその人工知能に乗っ取られて、最後は、人工知能にはないあるもので、弟を取り戻す、と言うはなし。
途中の描写や内容は、ちょっとだけ、ギバーや、ハリーポッターの魔法省の部分を思い出させました。
最後、無事ブロッコリー畑に戻ってくるシーンは、先の、when you...の中でも出て来て、あーその場面なのね、と言うのも、繋がって面白かったです。
邦訳があれば、読みたいです。途中のSF的な単語はどう訳すんだろう?と思いながら読みました。邦訳、出てるのですかね?