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英語で読む海辺のカフカ

村上春樹を初めて翻訳で読みました。

翻訳自体は、とても読みやすく、こんな英語で表現するのね、と色々勉強になります。もとが日本語で、それを英語にしているからか、英語自体が、ネイティブが直接英語を書いている時と違うような?気がします。また、話の内容としても、そこまで辞書を引かなくても、どんどん読み進められる感じです。

話の内容としては、色々なところでいろいろな解釈がされているので、こちらでは紹介しませんが、15歳になって中野から家出してきたTamura Kafka少年、疎開先である事件で記憶がなくなり読み書きする能力もなくなってしまったNakataさん、トラックドライバーでヒッチハイクするNakataさんと出会ってNakataさんと旅を共にするHoshinoさん、高松のKomura図書館の司書のOshima青年、図書館長のSaekiさん、が主な登場人物で、そこに、Nakataさんとは会話できる猫達、Johnnie Walker(なぜウイスキー?)、そして、Colonel Sanders(ケンタッキーおじさん?)、Kafka少年のもとに現れるCrowと呼ばれる少年、と出てきて、村上春樹さん独特の?ワールドという感じです。

どう解釈すればよいのか、色々分からないところは多いですが・・、名作を英語で読む、という観点からはなかなか読みやすいのではないかと思いました。(日本語で読んでもおそらく頭が?になりそうです。)

600ページほどあるので、読みやすいとは言っても、それなりに時間はかかってしまいました。

Kafka on the Shore by Haruki Murakami

次は、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage)」を読んでみたいなぁと思います。

タイトルは割とそのままの英訳みたいですね。