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Where the red fern grows - 赤いシダの育つ場所

舞台はアメリオクラホマ州、タレクゥアという街のさらに奥で、10歳のBillyが主人公です。

かなり昔の児童書ながら、ずっと読み継がれている良書です。(と聞いて読みました)

ちなみに、billyは学校には通っておらず、ホームスクリーングで学んでいます。

作者は、この舞台の街の近くの出身で、高校生の年齢まで本に触れたことがなく、クーンハウンドを飼っていた、との後書きからも、自身の子どもの頃の話をもとに書いたのかも、と思いながら読みました。

(ちなみに、この作者は、この本ともう一冊、summer of the monkeys 、しか本は出版しておらず、そちらも気になります)

Billyと2匹の犬の物語ですが、billyがすごい努力でこの2匹の犬を手に入れるところから、犬との暮らし、狩猟犬としての訓練、犬への愛情、そして別れ、これらを通して成長していく様子、このタイトルにもなっている、赤いシダが育つ場所(インディアンの言い伝えだそう)も最後に分かり、なるほど…、と感動でした。

誰が読むかによって、感動の度合いも違うのかもしれません。狩猟の文化がより身近だったり、自然や野山で駆け回ったり、成長の過程の様子も、男性が読んだ方が感情移入できるかも?、と思いました。

 

PS. という事もあり、途中、狩の様子の描写がちょっと長く、その部分は、ばーっと読んでしまいました。