内容も興味深く、英語のレベルもそれほど高くなく、あっという間に読めました。現在の先住民の問題を14歳の男の子の目線で書いてあります。彼の先住民としての苦労やアイデンティーと、それでも、この貧困から抜け出し、世界に飛び出していく話です。
インディアン達からは、裏切り者、のような扱いを受け、白人社会からは、インディアンなのに、とバカにされていましたが、彼の頑張りを見ていくうちに、応援してくれるクラスメートや、最後には、インディアンの大親友とも再び友情を取り戻す話です。
インディアンが、いかにアルコールのせいで、人生をダメにしているか、白人の友達は、今まで数えるほどしかお葬式に行ったことがないのに、自分は、両手でも数え切れないほどのお葬式に行っている、その90%以上が、アルコールが原因だというくだりは、まさに現実そのものだと、考えられさせました。