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英語習得法~その2~

現地の小学生が学ぶような本で、自然な英語を英語で理解

Oxford Reading Tree (ORT)といわれる、レベルが1~16まであり、冊数としても数百冊にもなる、イギリスの小学1年生~6年生向けの教科書、を使った、勉強方法が紹介されています。

この表紙の絵に使われている、Kipper(きっぱー)は、知る人ぞ知る?、きっぱーファミリーの主人公ともいえる4歳の男の子、姉のBiff、兄のChip(2人は双子)、優しいDad、面白いMum、活発なおばあちゃん、そして犬のFloppy、の6人が、このORTシリーズにはたくさん出てきて、微笑ましい日常生活を送っています。

ORTの最初のシリーズでは、このファミリーとともに、簡単な日常生活などに使われている英語を、このかわいい絵とともに、学んでいくことになります。

最初は簡単な英語でありながら、なかなか日本語の教科書では出てこないような、いわゆる、自然な英語というか、当たり前の英語、が使われていて、そこらへんも勉強になります。また、お話はかわいく進んでいくのですが、社会問題的な内容や、イギリス人の生活の様子、も取り込まれてきたり、そこらへんもとても興味深いです。

英語がある程度できる方にとっては、今更?というものもありますが、接続詞の使い方とか、haveとか、goとか、いろんな意味がある単語、簡単な英語だけれど意外と知らないような単語(個人的には恥ずかしながら、cross =怒る、不機嫌、glow=光を放つ、など、、glowは、シリーズ後半に出てくる、magic keyが光って・・というところなど、随所に出てきます)、など、普段ビジネス英語や、難しい資料を読んでる方でも、改めて勉強になる点もあります。

本の巻末には、これらORTが購入できるサイトの紹介もあり、興味を持った場合は、これらの本を購入して勉強することもできます。

これらのキッパーシリーズ(ORTの最初のレベルの本)は、子供がインターに通っていたころ、ESL(Ensligh as a Second Language)クラスで教科書として使っていて、家にも宿題などで持ち帰ったものを一緒に読んだりして、すごくよく出来てるなぁ~、と思ったものです。

なかなか個人で何冊ものこのORTを購入して勉強する、というのは難しいかもしれませんが、こういった絵がたくさんで現地の子供が使うような教材は、帰国子女でないような英語学習者にとって(自分)、自然の英語に触れる一つの機会と思いますし、とても役立つと思います。