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Handmaid's Tale ~ 侍女の物語

40年以上前に書かれた小説で、舞台設定など、話の流れなども過去や現在が入り乱れていて、なかなか洋書で読み進めるのが難しい小説でした。映画化もされていて、邦訳も出ているで、それで理解を深めたほうがより面白い(怖い)気がします。

主人公は、ギレアデ共和国というところに住んでおり、その国では女性の役割がいくつかに分かれています。主人公が属する、侍女(Handmai)、小母(aunt)と、女中と、便利妻(ecowife)と・・・、あり、彼女は、の侍女で、Fled家に属するという意味から、名前は、オブフレッド(of Fled)といい、彼女は、不妊である女性の代わりに、派遣された司令官の子供を産むという役割になっています。学んだりすることも禁止されていて、服は赤を着ることになっていて、外出すると言えば、買い物位しかない毎日。世の中は、自由な発言や、帝国に反するような思想は禁止され、見せしめの処刑など、自由のない世界に生きています。

それだけで、どんな世界?と恐ろしくなります。

司令官の女性の代わりに子供を妊娠するための過程など、普通に、小説とはいえ、気持ち悪いようななんというか。

でも、女性にこのような役割を与えて、子供を産ませたり、学ばせないなど、それに近いことは現代社会にも行われていたり、そういった考え方を持っている人も実際いるわけなので、小説が恐ろしくて気持ち悪いとしても、そこまで、ありえない世界、とも言えない気がして、気持ち悪いながらも主人公がどうなるのかと、読み進めました。

後編もあるので、そちらも気になりますね。

 

ただ、内容や英語自体はやはり難解なので、映画か邦訳を読もうかと思っています。