語学上達においてシャドーイングの効果は色々言われていますが、英語はもちろんのこと、他言語でもその重要性が認識されています。
以前語学学校に通っていましたが、そこでも授業の最初にまずシャドーイングの時間がありました。
初めてシャドーイングと言われた時には、とにかく聞こえてきたものを、その音声を聞いた直後にまねて発声していけばいいんだよね?と思ってました(汗)。
よくよく学んでいくと、シャドーイングには、アクティブシャドーイングとサイレントシャドーイングがあり、簡単に言うと、
サイレントシャドーイングでは、インプットを目的としていて、何を言っているのか、まず音声を取り込んで、そこでは、聞くのが目的で、発音するのが目的ではない。
アクティブシャドーイングは、アウトプットを目的としていて、ここで初めて、話す、というところが目的となる。
というものです。
むやみに聞いたものを発音していた時代には、発音することばかりに気が行ってしまっていたのと、なんとなく発音しているだけで、なんとなく話せている気になっていました(恥)。
シャドーイングのやり方は色々言われていますが、以下が私の理想形の練習方法です。
(1)何も見ずに、まず聞く
その時は、なんとなく口でもごもごしてもいいけれど、聞くのに集中
(目をつぶって聞いたほうがよりよい、という先生もいらっしゃいます。確かに音だけに集中できますが、個人的には目をつぶることにはちょっと抵抗あり・・)
(2)音声を聞きいながら、小声でまねる
(3)トランスリプトを初めてここで見る。ちゃんと聞こえていたか確認。
(4)聞こえていなかった単語や音の塊や文章について、その理由を分析する。
(5)英文の意味が分かったどうかも確認
(6)意味も理解して上で、英文を見て、再度聞いてみる。
(7)滑らかに言えなかった部分の練習もする
(8)最後に少し大きな声でまねてついていく。
と書いて行きましたが・・自分がここまで細かくシャドーイングの練習をやっているかと言われたら・・全然できてません。
普段からこのくらいの細かさで練習していけば、帰国でもない私でも、英語がかなり上達するかもしれません。